So-net無料ブログ作成

女性専用車両誤乗防止策 [交通]

東日本旅客鉄道はじめ、ほとんどすべての鉄道会社では女性専用車両には窓もしくはドア横のステッカーのみで案内しており、また駅構内掲示においても「女性専用車両には男性の方はご乗車できません」という案内ひとつありません。

大阪市営地下鉄(現・大阪メトロ)では女性専用車両のみラッピング広告車両にしており、また名古屋市営地下鉄では乗車位置には足元、ホームドア両脇、壁すべてにステッカーを貼るなどの誤乗対策をしています。


  ☆  ☆  ☆




東日本旅客鉄道株式会社(以下JR東日本)は、首都圏において埼京線、京浜東北線、中央快速線、総武緩行線、常磐緩行線で女性専用車両を運用しています。
一部の駅のホームでは最混雑時間帯において、駅員が女性専用車両に乗車した男性客に対し、腕を掴んだり叩いたりしたうえで「女性専用なので降りてください」等の声掛けを行っています。しかし、そもそも許可もなく駅員の権限を使って乗客の身体に触れるというのは、乗客の立場からすれば納得のいく話ではありません。

JR東日本の運送約款の話を先にしておきましょう。JR東日本の運送約款では、駅員が乗客を降車させるための要件として
・列車運行に影響が出る場合
・JR東日本が別に定める特別旅客車両に特別車両券を所持せず乗車した場合
・指定席車両に指定券を所持せず乗車した場合
・別途JR東日本が列車の運行を保守するために一定の旅客に対し乗車制限を行う場合
の4種類があります。

まず、列車運行に影響が出る場合ですが、これは皆さんもご存知の通り泥酔した状態で乗車したり、車内で乱闘事件・傷害事件が発生した場合に執られる措置です。
次に特別旅客車両に乗車した場合について。これには条件があり、駅員(もしくは乗務員)が旅客を降車させる前に旅客に対し特別車両券の発券を行わなければならないという規定が存在します。もちろん発券できない場合もあるので、その場合は降車要請措置を執ることになります。
指定席車両に指定券を所持せず乗車した場合。「そんな人いるの?」と思いますが、新幹線で自由席特急券を購入しながら指定席に座る、そういうもんだと考えてみてください。新幹線の場合は車内で精算できる場合もありますが、全車指定席快速などではそれはできない場合がほとんど。そのような場合はそもそも乗車することができないので、列車への乗車を拒否することができます。そんな人いるのか知らないけど。

最後のJR東日本が別途定める場合。これも条件付きで、事前に関係駅構内において、乗車制限を行う列車を掲示することと定められています。女性専用車両の場合、そのような掲示はされていないのでこれには該当しません。


女性専用車両から駅員が強制的に降車をさせる場合、まず特別車両であれば特別車両券を発券するか旅客に質問しなければならないため、女性専用車両は特別旅客車両には当たらなくなります。一方で指定席車両であれば、座席指定券が売り切れていれば指定券の発券ができないため、もちろん乗車させないことができます。しかし、女性専用車両は立ち席乗客も大勢います。つまり、座席指定券の概念に当たらないわけです。

じゃあ女性専用車両はJR東日本の運送約款で規定されるどの車両に該当するのか。該当するものが存在しないので、結果的に普通車になる、としか言えなくなります。車両等級においても、座席種別においても、普通車自由席車両になるわけです。
では、普通車自由席車両において、駅係員もしくは乗務員が、有効な乗車券を所持している旅客を強制的に降車させるための条件は一体何なのか。ここまでくると自ずと答えが出てきます。
そう、列車運行に影響が出る場合です。つまり、JR東日本は「女性専用車両に男性客が乗車すると列車運行に影響が出る」と言っているのです。


  ☆  ☆  ☆

現状では誤乗防止に対する十分な対策が取れていません。対策がとれていないのにも関わらず駅員がそのような行為に及ぶのはJR東日本の怠慢でしかありません。
ではどのように誤乗防止策を講じればいいのでしょうか。以下に例を挙げます。

・女性専用車両のみ車両全体をピンク色にラッピングする
まあこれが一番有効でしょう。ピンク色であれば一目で女性専用車両だということがわかります。「女性専用車両」の文字を車両側面全体に印刷したらなおよし。
ただ、この対策の問題点として、東京都屋外広告物条例に違反する可能性がある点が挙げられます。過去に、神奈川県川崎市の藤子・F・不二夫ミュージアム開館記念ラッピングを施した小田急電鉄の車両が条例に抵触するとして、予定よりも早くラッピングをはがされるという一件がありました。
女性専用車両の全面塗装は広告では無いので、まあ違反になることはないとは思いますがリスクはあります。

・車内を全面ピンク色にする
前項に比べたら比較的現実的な提案ではないでしょうか。さすがに点字ブロックまでピンク色にすることはできませんが、それ以外の内装をピンク色にすることは可能です。座席モケットは…東急で赤色の使用実績があるので赤でもいいんじゃないんですかね(などと
車内がピンク色に染まっていれば、車外からでも一目瞭然です。いかがでしょうか。

・いっそ駅構内に掲示物を貼りだす
具体的には「女性専用車両には男性のお客様はご乗車いただけません」という内容の貼り紙ですね。貼り紙だけであれば前二項の車両を直接いじるのに比べればコストは格段と下がります。だってこんなの紙に印刷するだけだしw
駅構内に貼り紙をしておけば、男性客を女性専用車から追い出す口実にもなります。ね?簡単でしょ?
ただ、この方法だと、国土交通省関東運輸局(首都圏の場合)から虚偽の宣伝としてお叱りを受ける可能性があります。そもそも女性専用車両の名称自体が虚偽の宣伝とか言っちゃいけない

・特別車両として運用する
いうなればグリーン車ですね。
特別車両であれば、特別車両券を所持していない旅客は乗車できないので、女性客にのみ特別車両券を発券すれば運用自体は成り立ちます。
ただし、先述の通り運送約款では乗務員が特別車両券を発券することができる旨の条文があるため、男性客には特別車両券を発券しませんという措置は取れなくなってしまいます。

・女性専用車両停車位置のみ床全体をピンク色にする
車両ではなくホームの床をピンク色にした方が現実的ではないでしょうか。現状では列先頭の足元にステッカーがあるのみなので、逆転の発想といったところでしょうか。別に逆転でもないけど。
ホームの床全体がピンク色であれば、列に並ぶ時点で女性専用車両かどうかがわかるので、前述の車両塗装と組み合わせればより効果的でしょう。


  ☆  ☆  ☆

いかがでしたでしょうか。そもそも女性専用車両が存在しなければ起きなかった問題がこうして噴出するということは、結果として駅員の負担増にもつながります。本社がそういうことを考え、また政治家の皆様もそういうことを鑑みていただいて、政治家の皆様も一度満員電車で通勤してみてはいかがでしょうと言いたいです。

現状、JR東日本は女性専用車両に男性は乗車できないという案内はしておらず(した場合国交省からお叱りを受けてしまう)、乗車した男性を降車させることしかしていません。
しかし、その降車させて別の車両に移動させるという行為自体は、案内が不十分という点で見れば、乗客にとっては不快感を感じる人は当然出てきます。なぜもっとちゃんと案内しないんだ、と…。
JR東日本では表向き黙ってはいるものの、内部では女性専用車両に男性客は乗せてはいけない、という規定があるようなので(そうでなければ理由なく列車運行の妨げになっていない乗客を強制的に降車させることはできない)、そのあたりをちゃんと乗客に告知していただきたいところです。




nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。